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伊勢スサレポート

(「Voice of ぼいす」第27号より)

「スサノオ」の本番のために10月4日~5日に伊勢に遊びに行ったときのお話です。 連載の3回目です。


5. 第三幕(さまよう美女、そして大宴会)

後藤 鉄也

物語は風雲急を告げる。

過酷な練習を終え、 宿に帰り着いた私たちは荷物を置くのももどかしく再び伊勢の街に飛び出し、 この旅行の第三の目的、名物「伊勢うどん」を求めてさまよい歩きました。 が、あまりにも健全な伊勢の街。 駅前にも関わらずどの店も堅く門を閉ざして、私たちの訪ないを拒むばかり。

「暗い、寒い」

とお約束通りに呟きつつ途方に暮れて、立ちつくす私たちは、 ちょうどその頃伊勢へと向かいつつあった 学習塾も経営している知恵者のオモイカネ様 (別名: だいちゃん)にお伺いを立てようと、 彼の携帯電話に乱入しました。

「もし、もしぃ、わたしぃ。誰だかわかるぅ」

と、のっけから怪しげなことを囁く荒魂美女(別名: レニあん)。 電話の向こうで、真面目に考え込んでるらしいオモイカネ様も結構あやしい。

結局、電話をしている間に「しょうがないから、前回と一緒で "山本"(伊勢では珍しい9時を過ぎても開いている居酒屋)にしよう」 と一行は自己解決してしまい、 逆にオモイカネ様に「山本」への道のりを適当に告げて 伊勢の救いの星「山本」へとなだれ込みました。

9時45分頃には、宇治山田に到着しただいちゃんを無事「山本」に引き込み、 再び伊勢神宮のほとりの大宴会の幕は 切って落とされたのでした(明日は本番だってば)。 途中、オロチ(別名: 北J)の携帯電話に なぜか有田さんからの乱入(あやしい...)があり、 既に十分ハイになっている6人の神々が 代わる代わる訳の分からない会話を仕掛けたので、 電話の向こうの有田さんは「この人らどうしとこう」と、 ずいぶん悩んでいたに違いありません。

更にアルコールも入ってだんだんと過激になってきた面々は、 今日の過酷な練習を考えると明日の演奏会は 「こわい!!」の一言に尽きるとの結論に達し、 「あれだったらわたしが弾く!」「あれだったらわたしが振る!」 「今からでも遅くはない。 園ちゃんに明日の朝一番の列車でピアノを弾きに来てもらおう」とか 「それより何より、じゃん氏を今から呼びだして何が何でも棒振りに来させねば」 とか数々の失礼な意見を戦わすのでした。 (その日初めて過酷な練習に参加した奇魂美女(別名: 麻由美ちゃん)さんの 衝撃は殊に大きかった模様です)

この神々の更に恐ろしいところは、言ったことを即実行に移すところで、 早速夜の西牧邸に電話の呼び出し音が鳴り響くことになりました。 が、残念なことに(何がだ?)じゃん氏がお留守であったため、 やたら興奮してまくし立ててるだけの怪しい留守録だけが残されたのでした。

結局、明日の本番はソログラのラインダンス(別名: 美女達の踊り)に 賭けるしかないというよく分からない結論に達して神々は山本を後にしました。 そうそう、店を出がけにスサノオ(別名: はまだくん)様から乱入電話があり、 荒魂美女(別名: レニあん)が話し続けて一向に終わらないので 一同待つのを諦めて店を出たという あやしい一幕もあったのでした(結局20分近くしゃべっていた)

コンビニに寄って夜食のお茶漬けを買った神々は(まだ喰うか?)、 ホテルに引き上げました。 「支度ができ次第、オロチの間(北Jさんの寝室とも言う)に集合」 ということにして解散したのですが、オロチが着替えるヒマも与えず、 すぐにやってきてベッドに寝そべる怪しい荒魂美女(レニさん)をはじめ、 あっというまに神々は集合してしまい、 再び大宴会が始まったのでした(明日は本番だって)。 完全なパジャマ姿で、でも妙に元気いっぱいな奇魂美女(麻由美ちゃん)や、 妙に眠たそうな目をした和魂美女(vさん)など、 居並ぶ面々の顔つきがいつもとさして変わりないのは言うまでもありません。

おかげ横町で買った甘酒、オロチ持参のワインとお茶漬け、 各種おつまみで始まった大宴会だったのですが、 頃合いを見計らってクッシーはおかげ横町で買ってきた 秘密兵器「七味せんべい」(七味唐辛子がまぶしてある真っ赤っかのせんべい)を 取り出し、さりげなく(?)オロチに勧めたのでした (オロチが韓国鍋やタイ料理を始めとする激辛食品を たいそう好むことは高天原では超有名ですね^^)。

何も考えずに、せんべいに囓りつくオロチ。......数秒間、無言の間があった後、 そのあまりの辛さにオロチは「これ、とんでもないですよ」と言いながら、 嬉しそうに(?)のたうち回り始めました。 すかさず、甘酒をコップに注いでオロチに手渡すクッシー。

何としても、水気が欲しかったオロチは大急ぎでグビグビ。 が、口一杯の唐辛子の中に甘い液体を流し込むのは自殺行為。 口の中全体に七味をなすりつけられたような感覚に襲われ、 オロチは断末魔の身もだえを残して、無事退治されたのでした(めでたし、めでたし)。

教訓: オロチは、辛い液体には強いけれど、 辛い固体にはあまり耐性がないことが判明しまた。

その後、ベッドに寝そべる荒魂レニと上半身シャツだけのオロチの 怪しげなツーショットや(ベッドの上でのツーショットは 艶めかしくてインパクトがありました)わざわざ、テーブルセットまでして、 不倫現場の雰囲気を演出したクッシーと和魂美女(西牧v)のツーショットなど 怪しげな写真が次々と撮影されました。 そういえば、その少し前に松岡さんにTELをして翌日伊勢に来るように そそのかすと言った一幕もありました (その時、あまり意味もなく「あやしいでしょう」と 荒魂レニさんが主張したのは言うまでもありません)

飲み食いや、怪しげなメールを書くことにも飽きた頃には、 時刻は1時30分を回っておりました。

「そろそろ、部屋に帰ってシャワーを浴びてきます」

とオモイカネ様が宣言したのですが、 なぜかテレビの中のシャワーを浴びている方に目が足止めされてしまい。 結局1時45分頃出て行かれました。

「部屋で待ってるから」

と、怪しげな発言をする荒魂レニ。 そして、その言葉を裏付けるようにいそいそと オロチの間を彼女は去っていったのでした (大ちゃんがシャワーを浴びに行った理由はそこにあったのか?)。
って、残る神々も同時に去っていったのですが...

こうして、騒々しい前夜祭は夜の2時を過ぎた頃お開きになったのでした。
(4章にまだ続く)