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伊勢巡行の旅・旅情編

~伊勢(に遊びに行ってついでに)スサノオを歌う会~

(「Voice of ぼいす」第24号より)
written by アマのスーさん(はまだ)
supported by きたむらぢゅん


§1. プロローグ

10月5日、三重県伊勢市にて「伊勢スサノオを歌う会」が中心となって、合唱組曲「スサノオ」を演奏するステージが開かれます。このステージは、伊勢周辺を中心に活動する7つの合唱団と過去の合唱経験者、学校の音楽の先生などなどが寄り集まって作られた、総勢約60名の合唱団です。'96年1月に大阪ザ・シンフォニーホールで演奏したときと同じ、永職会(全国の神主の方々で作る団体)とプロデュースチーム・(株)ワンダースリーによる公演で、今回の伊勢を皮切りに、「スサノオ」全国行脚を考えているようです。今回の見所は青島さんの指揮ではないかと、僕は勝手に期待しています。

合唱組曲「スサノオ」について、初めての人のためにおさらいしておくと、'94年に上演されたミュージカル「スサノオ」の作曲を青島さんが担当していました。これをぜひ合唱版に、との各方面からの要望(このなかには西牧さんもいました)により、合唱組曲として生まれ変わることになりました。その演奏初演を '95年9月のボイスの定演で演奏会形式で行い(この時は全曲完成していなかった。作曲スケジュールの遅れもあったが、シンフォニーでの完全初演のためとの理由を伊勢にて青島さんより明かされた)、同年12月京産大ニポポの定演でシアターピースとして上演(ニポポへのコーディネートははまだが行い、この時、現在は消息不明のサトミがハマった)、翌 '96年1月シンフォニーでのパーカッション付き完全初演(ボイス、アルス・ノーヴァ・ニポポを中心とする大所帯の合唱団。レニアンがこのステージへの参加をきっかけにボイス入り。やぎっちも当時甲南大グリーで参加。あっきーがはまだに誘われてこのステージを見に来てハマる)を経て、同年8月にボイスの定演でのシアターピース上演、という歴史のある、一緒に成長した作品と行っても過言ではないでしょう。ちなみにはまだは、この組曲を歌うと、終曲(フィナーレ)で必ず涙腺が緩んでしまいます(ほんとだよ)。

今回の伊勢での上演に際しては、インターネットが欠かせないコミュニケーションウェアとして役割を果たしています。「伊勢スサノオを歌う会」の事務局長・吉居さんとJれいこさんとのNIFTY-Serve(パソコン通信)での出会いをきっかけに、以前はまだが運営していた スサノオ・メーリングリスト(注1)をJれいこさんが引き継ぎ、ここで初演メンバーの助っ人をボイスとアルスから募ったという経緯です。

さて、この本番のステージに参加するべく、去る9月20・21日、我がボイス・フィールドより数名(後ほど紹介)が、伊勢へと旅立ちました。その様子をちょっと綴ってみたいと思います。

このレポートは、彼らの伊勢への旅における感動の出会いと成長の記録である。
(ほんまか)

(注1)
編集者注(以下すべて同様): メーリングリストとは、インターネットの電子メールを使った"グループ・ディスカッション"の仕組みのことです。簡単に言えば、特定のメンバーだけが自由に読み書きできる掲示板か落書き帳のようなものです。

§2. 国生み

さて、ここまではマジメに書きましたが、ここからはいつも通りのノリでいきます(笑)。今回の「伊勢スサノオを歌う会」に参加するメンバーは以下の通り。(以下、基本的にかっこ内の愛称で呼びます。って北村はそのままか(笑))

Sop.
西牧 陽子(vさん)
Alt.
藤田 玲子(レニアン)、関 麻由美(まゆみちゃん)
Ten.
北村 潤(北村)、浜田 啓司(はまちゃん)
Bas.
後藤 鉄也(ごとうさん)

ちなみにまゆみちゃんは21日に用事があるため練習には参加できず。執筆者のはまだは本番前日に仕事があるため、現在のところ本番出場をキャンセルしていますが、スサノオを歌いたいという強い要望により、練習だけ参加することにしました。(次セクションを読めば、理由はそれだけではないのが分かります(爆笑))

こうして生まれた神々(?)を、人々は
「伊勢(に遊びに行ってついでに)スサノオを歌う会」
と呼んだ。(かどうか知らん)

§3. 旅立ち

やっと旅行の本編にたどり着きました(笑)。

今回は、「伊勢でスサノオを歌う」こととは別に、もうひとつ、壮大なテーマがありました。それは、

パルケ・エスパーニャに行って「ピレネー」に乗る
(そして「もう乗らへんで」をやる(笑))

§3.1 旅立ち I ~JR大阪駅にて~

かくして、スサノオに行くのかピレネーに行くのか分からない人たち(笑)は20日朝9:30にJR大阪駅に集合しました。ちなみに、前日に交わされたE-mail (注2)では、次のようなコメントが...。

レニアン:
では。くれぐれも「楽譜」を忘れぬよう……。
はまだ:
をを、忘れてた(爆)。
まゆみ:
これを読んで、はじめてみなさんが遊びに行くわけではなかったことを思い出しました(こらこら)。行ってらっしゃーい、練習のための体力も残しとくんだよぉ……
北村:
あ、もう少しで忘れるところでした。練習しに行くんでした……。

練習にかけるみんなのヤル気がヒシヒシと伝わってきますね(笑)。

本編に戻って。集合場所にて。休日出勤のため今回の伊勢スサノオの出場を断念したJれいこさんが、なんと差し入れのシュークリーム(とお泊まりセット)を持って登場。Jれいこさんのコメントをどうぞ(from ボイスメーリングリスト):

Jれいこ:
じつはおしごとに来る前に丁度大阪駅を9時15分ごろ通りがかったのでJRの駅の大阪ヒロタでシュークリームを買い、伊勢スサご一行様の集合場所へ乱入してきたのでした。9時32分ごろまでそこにいたのに、5人目の人が現れないので会社にいってしまいました。すごいね、他の4人は時間前にきてたよ。いつもの練習はボイス時間で...むにゃむにゃ...。

「せっかくお泊まりセットを持ってるんなら、そのまま伊勢に行きましょう」「シュークリームとJれいこさんが入れ替わったらいいんですよ」「来てない北村に代わりに仕事に行ってもらったらいいじゃないですか。あいつ喜んでやりますよ。『をを、これがDECのコンピューターか!』って(笑)」などと誘いましたが、Jれいこさんは泣く泣く仕事に行ってしまいました。

Jれいこさんと入れ替わりに北村がようやく登場(注3)。北村の遅刻の言い訳。「『梅田に9時31分ごろに着く阪急京都線の特急で行きます。9時38分ごろに環状線ホームに到着すると思います。』って、朝メール出したもん。」後で見たら、朝8時50分の送信。そんな時間にメール見てから集合する人なんか、北村以外に誰もいてへんわ。

(注2)
電子メールのことを"E-mail"あるいは"Eメール"とも言います。
(注3)
待ち合わせ時刻を決めた時点で、大阪駅を9時46分発の環状線の電車に乗ることは決まっていたので、それに間に合うように到着したまでです。しかも、早く集合できたおかげで予定より早い9時42分の電車に乗ることができました……。

§3.2 旅立ち II ~伊勢志摩ライナー車中にて~

ともかく、鶴橋にて乗車予定の、鶴橋10時12分発の伊勢志摩ライナー(賢島行きノンストップ特急)(注4)にはヨユーで間に合ったので、おっけー。ちなみに伊勢志摩ライナーは北村氏の強い要望によります。でも車両がとてもきれいで快適な旅だったのでおっけーです。

北村氏は今回のレポートのために恒例の「北村メモ」を取ってくれています(去年の「健康的な六甲山と魅惑のハーバーランドツアー」で有名になりました)。このレポートは彼のメモを元に書いています。その中には、道中で盛上がった小ネタや、電車の中での座席の座り順なんかまで書いてあるのですが、説明のために膨大な紙面を裂いてしまうのと、座り順なんかレポートを読む皆さんが果たしてそこまで知りたいかどうか分からないので(注5)、割愛します。知りたかったら北村氏に聞いてください。

あえて特筆すべきネタだけ挙げていきましょう。伊勢志摩ライナーの車中でも、北村氏は持参したノートパソコンと携帯電話を使って、車内でもメールを読み書きしていました。そのころやりとりされたメールをちょっと見てみると、

北村:
それでは、各メンバーからのコメントを……
れにあん: 目の前のシュークリームを早く食べたいよー
後藤さん: ねむい
浜ちゃん: …… (筆者注: はまだはGBという音楽雑誌を読みふけっていた)
vさん: ふふ
文ちゃん:
わおぅ、リアルタイムで伊勢の情報がわかるのですね。すごい時代になったものだと妙に感動しています。(どうも最近、時代の流れについていけない...)
(筆者注: E-mailを使っているだけでも十分ついてきてると思うぞ)
Jれいこ:
そしたら、みんなとてもやさしいので、行く先々からわたしのPHSの文字メッセージに、「ウジヤマダ」とか「シマイソベ」とか打ち込んでくれています(注6)。
# みんなわたしが淋しがりだということを熟知している...。

こんなふうに、E-mailだけでなく、JれいこさんのPHSにまで文字メッセージを送っていたらしいです。変な人たちだ。あ、俺もか。いずれにしても、良い子は真似をしない方がいいと思います。(じゃないと、ハマります(笑))

真似をしていい(?)のは、たとえばこんなことかな。(北村メモによると) 10時32分、"いつまでたっても副委員長" (青島さん談) より乱入の電話。ちょうど電車は奈良に入った頃で、いくつかトンネルを越えます。そのため、携帯電話の感度もあまりよくありません。途中で切れてしまったりもしました。まぁおかげで電話屋としては儲かっていいんですけどね(爆)。この電話で、僕はVoiぼい編集長の関さんにおだてられ、なだめすかされ、口説かれてこのレポートの執筆依頼を受けてしまったわけなのです。

(注4)
上本町から賢島行きのノンストップ特急のうち、朝に3本だけ「伊勢志摩ライナー」というきれいな車両が走っています。
(注5)
あとでレポートを書くときにその場の様子や出て来た話題などを思い出しやすいだろうと考えて、 着席順をメモしておいたのです。
(注6)
鶴橋から伊勢志摩ライナーに乗って最初に停車する駅が「宇治山田」、そして一行の降りた、志摩スペイン村の最寄り駅が「志摩磯部」でした。

§4. おろちとのけっとう・うろたえるかみがみ・みかんせいじん(?)

勝手に中略して、場所は一気にパルケ・エスパーニャ。着いたのは12時50分頃(北村メモ)。我々はレニアンが用意してくれた「パスポート付きクーポン(注7)」のおかげで、切符を購入するという手間をかけず(クーポン券を入園パスポートに引き替えるだけ)にパルケ・エスパーニャにたどり着きました。

(注7)
鶴橋からエスパーニャまでの電車・バスの往復乗車券と、エスパーニャのパスポート引換券がついている、おトクなクーポン。

§4.1 天の岩戸の宴

さて、まずは何を見よう?どこに行こう?と、さっそくパンフレットで園内のレストランを検索し始める後藤さん。「だって、腹減ってるねんもん」

13時00分。突然ファンファーレが鳴り渡り、天の岩戸の宴...ぢゃなかった、パルケ・エスパーニャ・パレード、「ストリート・パーティー」が始まりました。僕個人的には、東京ディズニーランドに行ったことないので、比較対象がなかったおかげで結構楽しく見させていただきました。「ダンサーの皆さん、お仕事大変ねぇ~」って(なんか違う)。あー、強いて言うなら、レオマワールドのパレードよりはずっとマシかな。15分ぐらいのパレード。観客の子供や女の子をダンサーが連れ去っていって一緒に踊ったり、結構大騒ぎでした。その中にあって、それでもレストランを検索し続ける後藤さん。

パレードが終わり、再びレストラン探し。わりとみんな何でも良かったらしく(笑)、なかなか店が決まらず、ようやく「ここ!」と決めて入った店は「レストラン コメドル」というお店(パンフレットによると、「ファミリーやグループで利用しやすいスペイン風料理が楽しめるカジュアルレストラン」)。印象に残ったのは、冷房が寒かったこと。なのに「寒さを確認するために扇いだ」(vさん談)。お味の方は...まぁまぁ、かな(あんまり印象に残っていない)。

§4.2 オモイカネの指令

さて、ここからはアトラクション巡り。まずは13時55分、カンブロン劇場(エル・ロシオの巡礼祭を中心に知られざるスペインをIMAX (R)システムの迫力ある映像で上映)に入る。14時10分の上映開始までの待ち時間が暇なので、「しりとりでもしよっか」とのはまだの指令により、突然しりとりを開始。上映中はさすがにしていませんでしたが、眠りの世界に旅立った方がいらした模様。14時40分にシアターは終了し、次のアトラクションに移動。もちろんしりとりは続く。クエントスの森(森の中でクエントスじいさんが聞かせてくれるスペイン童話とふれあえるとってもメルヘンチックな散歩道)を通過して(クエントスじいさんの語りにも耳を傾けず、ひたすらしりとりに興じる)、ドンキホーテ冒険の旅(パルケエスパーニャのキャラクターたちが登場するアトラクション。空飛ぶガリオン船に乗ってドンキホーテたちと冒険の旅へ出発!)を待っているときに、Jれいこさんより乱入電話。北村氏がしりとりを振ると「リカバリー」という宇宙寄りの単語(注8)が返ってくる。

Jれいこ:
officeからやっとこさ昼休憩にドトールへ出てきたところだったので頭が宇宙語モードになっていました。

続いてアドベンチャーラグーン(座礁したガリオン船から小舟でラグーンへ脱出。驚きと感動の海洋冒険旅行が始まります)のあいだもしりとりは続く。

そして次は

まゆみ:
「ハビエル城博物館」という建物では、アルタミラの壁画(世界史の教科書に載ってた)の複製も楽しめます。

と、まゆみちゃんおすすめのハビエル城博物館(フランシスコ・ザビエルが生まれた、ハビエル城を再現。アルタミラ洞窟壁画をはじめとしたスペインの歴史や芸術を紹介します)。とりあえずしりとりに専念しながら順路を歩いていく一行。(しりとりばっかりでまともに見てないのか?)

ドンキーズシェリー(樽型ライドで、酔っ払いのロバが大暴れするパニックとユーモアの世界へ)でも、バイキングのスウィングサンタマリア(振り子状に大きく揺れるサンタマリア号。ダイナミックでスリリングなアトラクション)でも、しりとりは続く。

ジェットコースターグランモンセラー(そびえ立つモンセラー山を縫うように疾走するマウンテンコースター)に並んでいると、説明の看板に「猛スピードで云々」と書いてあったが、並んでから気付いてももう遅い。猛スピードのあいだも「うわー」とか「きゃー」とか言いながらしりとり。急流すべりスプラッシュモンセラー(モンセラー山から滑り落ちるスリル満点の急流すべり)でも、5人で1台に乗って重さで多量の水しぶきをかぶってズブヌレになりながら(着席(?)順…浜れゴ北v)、やはりしりとり。

(注8)
コンピュータ関係の人たちの会話を普通の人が聞くと、聞きなれない単語ばかりで「宇宙語」に聞こえるんだそうです。ちなみに「リカバリー」とは「修復する」という意味。

§4.3 ピレネーとの決闘・北村の嘆き

さて、ついに今回のハイライト。メインイベント。問題の。そして期待の。ピレネー(長さ、速さ、高さともに世界最大級の吊り下げ式ジェットコースター)。「もう乗らへんで」のCMで有名なあのコースターにチャレンジする時が来ました。一番期待されていたのは、北村氏の行動。伊勢行きのスケジュールを考えていたときに、彼は

まゆみ:
「ピレネー」がれにあんを待っている! (もう乗らへんでぇ)
きたむら:
もし「ピレネー」に行くならば、「ピレネー」の下で待っているぞ! (乗らへんでぇ)

と宣言していました。

まゆみ:
それにピレネーがきたむらくんを待っていることだし……(ぜひ、ひきずってでも乗せてあげてくださいな)。

我々としては、当然、いかにして北村氏をピレネーに乗せるか?を考えていたのですが、どうしてもヤだというので、とりあえず、ごとうさん・はまだ・vさん・れにあんの4人で乗ることにしました。吊り下げ式のジェットコースターというのは、僕は他でも去年鈴鹿サーキットに遊びに行ったときに乗ったりとかしました。だから大体の感触は分かっていたつもりでした。しかし、ピレネーはその想像を遥かに越えていました。ループで空に向かって足を投げ出されるのが2回、しかも地面すれすれまで下降して、直後浮き上がったかと思えばすぐきりもみ、とかなり振り回されるので、わりと絶叫系の好きな自分も今回はマイッタという感じでした。当然、ピレネーではしりとりはどうなったのか、気になるところでしょう(?)が、後藤さんの証言:

ごとう:
当然この企画は挙がったのですが、ピレネーは結構、機械音がやかましく最初の坂を上っているときから既に、絶叫しても隣のヒトにも声が聞こえない状態だったのです。

のように、うるさくて会話さえ成立しなかったので、「怖さで忘れてしまった」のではなく、「しりとりができなかった」のが正しいです。マシンから降りた瞬間は、さすがに平衡感覚がおかしくなってました。

ごとう:
三半規管をかき回された気分で、降りた直後はまっすぐ歩けないのですが、気分的には何回でも乗れそうな気がしました^^。

とはごとうさんの証言。ちなみにピレネーの経験者、まゆみちゃんも

まゆみ:
そこまで復活するのに4時間くらいかかりました、わたしの場合。

とコメントを残しています。

しかし、それで済むはずはなかった。ピレネーを降りてちょっと平衡感覚の戻った、はまだとごとうさん。「おかわり!」と言って、北村氏の両腕を抱えて再びピレネーへと連れ去っていきました。ここは、ごとうさんのメールが面白いので、そのまんま引用します。

ごとう:
ピレネーについてもう少し細かく述べるとこうです。最初、予言通り北村君は「下で見ている」と主張したため、ご、は、れ、vの4人で並びました(2、3分で乗れました)。で、乗り終わった後、「これは、面白い!! ぜひ、もう一度乗らねば」と考えた、"ご"と"は"は楽しみを分かち合うため嫌がる"き"さんを両脇から抱えて連行し、半ば強制的に並びました。ところが、天の悪戯かはたまた地獄の定めか、我々の直前で行列が切れてしまい。「少々お待ち下さい」とのこと...というわけで、"き"さんは一回目を辞退したがために、ピレネーの一番前に乗る羽目になってしまったのでした^^;。一番最初の、高いところからの急降下など前に何もないものだから数十メートルの高さから突き落とされているような気分でした。と言うわけで、その後暫く"き"さんは言葉を発することができず、みょーに寡黙でした(お気の毒...)。

北村氏にはかなりショックだったようです。

きたむら:
もう一回と言ってるなら大したことないだろうと思ったのが大間違い。しかも行ってみると一番前、

……。

………。

その後数時間に起こったことは、ピレネーのあまりのショックのためにほとんど覚えていませんが(あれで「もう乗らへんでぇ」と言う気力があればたいしたもんです……)、

というわけで、ピレネーは評判通りの恐怖のコースターです。ぜひ皆さんも体験してみてください。あ、そのときには北村氏も連行してやってください(笑)。

§4.4 闇の歌 (主に北村氏の心中)

秋のパルケ・エスパーニャは閉園時刻が早く、18:00で閉まってしまいます。一行は残された時間を有意義に過ごすべく、乗り納めに走りました。あまり復帰していない北村氏を連行して、5人でスプラッシュモンセラー(前出)に再び挑戦。今度はさっきと座席順を前後逆にして(着席(?)順…v北ゴれ浜)。はまだは撥水性のウィンドブレーカーを着ていた(これのためというわけではなかったのでが)のでそれほど水を浴びなかったのですが、2回目で先頭に座ったvさんはなぜかビショビショ。

そしてスウィングサンタマリアに乗り納め。今度は両サイドに 北村氏・後藤さん / はまだ・レニアン・vさん が向かい合って座り、両端で大きな揺れを楽しんでいました。あ゛、そういえばvさん、ちょっとヤバかったかも。

とても元気な(北村談) "浜"がひとりでグランモンセラーに再チャレンジ。実は閉園間際だったのでグランモンセラーは一人占め状態。先頭で一人ではしゃぐ図は、傍目にはさぞ寒かったことだろう。やや元気な"後"と"れ"は傍らでそれを見物。ヤバかった"v"はお手洗いに。言葉なくじっと座っている"K"。

§5 さようなら I

閉園時刻がやってきて(なぜ秋の日のパルケ・エスパーニャは閉園時間がこうも早いのだろう。レオマワールドの方がもうちょっと遅くまでやってたぞ。ってなぜレオマと比較するんや?)、よいこたちはパルケ・エスパーニャを去っていくことになりました。この時間帯は、北村メモも内容が稀薄です。北村氏、未だ心ここにあらず

18時何分かにバスに乗り、パルケ・エスパーニャを後にします。ライトアップされたパルケ・エスパーニャがとてもきれいだったために、夜間営業がないのが残念です。もっとも、我々もその時間まで遊んでいるわけにはいかなかったのですが。

18時22分に志摩磯部駅前に到着。18時37分発の鳥羽行き普通に乗車(2両編成)。(こうゆうのは詳しい北村メモ)

このころから、まだ元気のあるはまだとごとうさんは、はまだが朝、阪急梅田のアズナスで買ったクロスワードパズルを始める。(筆者注: 列車の旅にはクロスワードパズルが欠かせません(笑))

鳥羽駅でホーム向かい側の名古屋行き急行に乗り換え、19時22分に伊勢市駅に到着。はまだとごとうさんはクロスワードパズルを続けていましたが、vさんとレニアンは遊び疲れて眠ってしまっていたようです。

§6 さまよえるスサノオと御一行様

§6.1 高天原

伊勢市駅に降り立った5人。さっそく、宿泊先の伊勢シティホテルにチェックインし、夕食を取りに行こうと考えました。

しかしこの人たちって、なんでこう面白いんでしょうね。目的地の伊勢シティホテルを目指して、迷う迷う(苦笑)。先に視察してきたまゆみちゃんが「駅からすぐ見えるところ」ってゆってるのに、5人がかりでそれが見つけられない。

伊勢市駅は実は、近鉄線とJR線の線路が北向きに逆V字型に走ってるんです。ちょうどその間のところにホテルがあったんですが、説明しにくいけどとにかく大回りになって、20分くらいさまよってたんじゃない、あれは?

どうにかこうにかホテルに辿り着いた一行は、チェックイン。はまだは今回の旅行には飛び入り参加したようなものなので、みんな部屋はシングルですが、ひとりだけみんなから離れた部屋でした。それでも同じフロアにしてもらえたのは、追加予約をしてくれたレニアンのおかげなのだから、感謝。

§6.2 天の岩戸の宴 II

20時04分から21時12分まで夕食。「山本」という居酒屋。魚介類がおいしい。途中、20時12分にJれいこさんから北村氏の携帯に乱入電話。まだ仕事をしているふう。思いっきり羨ましがらせる一団。はしゃぎまわった後のチューハイがおいしい、と妙にテンションの高いレニアン。そういえば、このあと伊勢スサノオを歌う会のメンバーと、青島さんを囲む雑談会があるんで、レニアン宛てにホテルに電話が入ってるんじゃ...。

§6.3 うろたえる?神々

ホテルに帰ると、ロビーのところで伊勢スサの方が車でお迎えに来てらっしゃいました。どうもお待たせしました。さて、参りましょうか...ん?人数が一人多いな?車に乗り切らないぞ?はい、原因はおまけでついてきた私です。西牧号でトランク席に慣れているはまだ、ついつい「トランク席へ^^)/」と言いかけたのですが、結局どういうわけか5人とも乗り切れてしまいました(あれ?)。

護送...ぢゃない、輸送(あれ?)された先は、雑談会の会場。すでに青島さんを囲んで、雑談会がまさに始まらんという雰囲気でした(我々の到着を待っていただいていたのでした)。僕は初めてお目にかかる吉居さん。をを、お世話になります。という感じで、各々の自己紹介などを行いながら、じょじょに打ち解け、青島さんによる「スサノオ」誕生秘話(?)(合唱組曲「スサノオ」が生まれたいきさつなど)を交えつつ、賑やかに伊勢の夜は更けていきました。時間は21時30分頃から23時過ぎまで(by 北村メモ)。ある意味では、伊勢で一番穏やかな時間だったのかも知れません(^^;。

§6.4 天の岩戸の宴 III

ホテルに戻り、0時ごろから1時45分まで、北村氏の部屋で2次会。見ると北村氏はノートパソコンのキーを叩いて、今までの様子をメールしています。ごとうさんは楽譜の訂正個所を確認していました。あ、でも手元には日本酒の瓶が(笑)。(筆者注: これが不思議な味でおいしかったのです)はまだは...何やってたんだろ、ごとうさんのお酒が回って、覚えてない(爆)。特筆すべきは...時々 vさんと北村氏が消えたこと(あやしい)(注9)と、雑談会では恐縮しておとなしかったレニアンが再びスパーク。「この人、どうするよ」って感じだったことは覚えていますが(笑)、これ以上は私の指では書けません(恐)(注10)。

ちなみに、みんなちゃんと自分の部屋で寝ました(安堵)。

(注9)
べつにそんなこと特筆しなくていいです。
(注10)
おお、私も恐ろしくて書けません。

§7 黄金の陽

2日目の朝。とってもすがすがしい、よく晴れた朝。8時にレストランに集合し、朝食。2日目も北村氏が遅れてきた(注11)。

(注11)
7時59分の時点で後藤さんが「いまからみんなを起こすねん」と言っていたので、安心してあと5分寝ていたら、結局一番最後になってしまいました。おかしい。

§7.1 草薙の剣

ご飯を食べたら、チェックアウトして、さて、いよいよ、伊勢に来た本来の目的、伊勢スサノオを歌う会の練習へと向かいます。会場は、伊勢神宮内宮への参道にある、皇學館大学の講堂。皇學館大学とは、乱暴な言い方をすれば「神主養成学校」です(乱暴すぎると思う)。まぁ、僕の母校は「お笑い養成学校」ですから、よく似たもんです(注12)。車でならホテルから10~15分ほどで行けるようですが、貧乏性な神々(笑)は、会場までの道のりをひたすら歩きました。

レニアン:
皇學館大学という大学の講堂なのですが駅から少し離れているので静かだということや緑がとても多いことから、「スサノオ」を歌うには良い環境でした。

との話の通り、内宮に近づくにつれ、だんだん周りの様子が「草薙の剣」の歌が似合うような雰囲気になっていきます。そして皇學館大学に到着。神社ならではの緑の生い茂る中に、校舎や講堂があります。「こういう大学って、『学費を払う』っていうより、『奉納する』って感じじゃない?」と、めちゃめちゃ失礼なことを平気で言うはまだ。

北村:
9時05分に出発、遠い道のりを40分以上も延々と歩きつづけて、9時40分にやっと練習場所に到着。とても疲れたので、この反省から、10月5日の本番のときには別の方法を考えようという結論に落ち着く一同。……と日記には書いておこう。
(注12)
似てない似てない。

§7.2 ソロモン・グランディ

ここで、シンフォニーの「スサノオ」以来たびたびのお付き合いである、アルス・ノーヴァの井口さんと清水さんとも合流。さぁ、我々「伊勢(に遊びに行ってついでに)スサノオを歌う会」のメンバーも、ここからは「伊勢スサノオを歌う会」の一員となって練習に参加。♪戻ることはでーきーなーいー(笑)

北村:
あたりまえのようにマザーグースが始まったのにはびっくりしたものの、

そうなんです。「スサノオ」にだけ出演する予定だったので、第1部で同じ青島さんの作品「マザーグースの歌」を演ることをすっかり忘れていた5人なのでした。

この辺はE-mailから引用してしまおう(かなり面度臭くなってる?>はまだ)。

ごとうさん:
曲目は青島センセの「マザーグースの5つの歌」に含まれる物で
  • 二羽の小鳥が
  • ねんねんころり木のこずえ
  • ソロモングランディー(間奏で、舞台前面まで出て騒ぐという動きがついてます)
  • ほねとかわの女がいた
  • ゴータム村の
の5曲です。服装はできるだけ派手な物。(実例としては、野球のユニホームを着た方とシマシマのシャツにキティーちゃんのお面を背中にしょった方(ともに男性)が目につきました)。

初めはステージ上で客観的に眺めていた「伊勢(に遊びに行ってついでに)スサノオを歌う会」のメンバー(呆然としていた、というべきか)。しかし、ついつい隣の人の楽譜を見せてもらったり、一緒になって歌い出したり。知らないうちにみんな参加していました。楽譜の読めない僕はちょっとさみしい。

そして、決定的な事件。

レニアン:
事の発端は、
レ: 「マザーグースには出ないので、譜めくりが必要であればします。」
青: 「そうなの? 譜めくりをしていただけるのならばありがたいけど、ステージに立っていただける方がもっとありがたいワ。」
「楽譜がない」とか「2週間しかない」とか出ない理由を並べても、楽譜はその場で手配し、「最後の"あー"だけでもいいから歌うこと!」と言われて、アルス・ノーヴァの2名も巻きこんでしまいました。なんとかなるでしょう(ホントかなぁ)。

かくして、「伊勢(に遊びに行ってついでに)スサノオ(だけ)を歌う会」は、「伊勢(に遊びに行ってついでに)スサノオ(とマザーグースの歌)を歌う会」に改名しました(笑)。

§7.3 おれはスサノオ!

おにぎり中心の軽い昼食会の後、午後はいよいよスサノオ。待ってました! と思っていたかどうかは知らないけど。懐かしいけど、そんなに昔のことにも思えない。楽譜は手に持ってるけど、ある程度ははずして歌える(音もはずすけど)。

北村:
カズーが思いがけず役に立ち、
ごとうさん:
「天岩戸の大宴会」でカズーを吹いてと青島センセに頼まれました。

ということで、青島さんのたくらみにより、伊勢スサノオ関西軍団はカズー隊に任命されてしまいました。

それにしても、伊勢じゅうの合唱団から(そして関西から)青島さんに集結してくる、このメンバーのエネルギーってすごいなぁと、歌いながら客観的に感じてしまいました。合唱組曲「スサノオ」って、そういう運命を背負った作品なのかもしれません。とても素敵なことだと思います。

それよりもボイスの面々が気になったのは、「歌いながら自分たちが踊りださないだろうか」ということだったかもしれません。特にスーさん。あ、俺か(爆)。♪見よ 俺の手にする この剣...とかゆーてね。「剣、ないの!?」とかゆーてね。振り付けといえば、1個所だけ、♪あのものすごい 響きは何だ とどろとどろと鳴り渡る...のところだけ、神1~5に分かれて歌うので移動します(いつものパターン)。ひなだんが幅が狭いので、動くのはちょっと苦労しそうですが。

そのほかは、西牧さんの曲の作り方と、テンポがちょっと違うところがありますが、それはまぁ青島さんの指揮を見ながら歌えば、何とかなるでしょう。青島さんの顔と指揮を見ながら歌おうとして吹き出すメンバーはいるかもしれませんが(そんなしつれーなこと、僕はよー言いません)。

§8 さようなら II ~ フィナーレ

楽しかった練習の時間も過ぎ、一行は伊勢を後にする時間となりました。とはいえ、2週間後には再び、本番のステージにのるために伊勢に来るのですが。

レニアン:
帰り宇治山田まで送って下さった方が、「この道は天皇陛下が来られた時も通るんですよ」なんて言われたものだから、もう気分はクシナダ(意味不明)。

だれがだ。

あれ、そういえば、はまだは本番のステージにはのれないんじゃなかったっけ?実ははまだは、このレポートをまとめながら、「スサノオ」のステージだけ、本番に出演する約束を吉居さんに取り付けたのでした。

筆者談:
ふっ、これで伊勢は制覇したぜ(大きく出たな)。

2週間後の再会を誓い、近鉄宇治山田駅まで団員の方々に車で送ってもらい、東京へ帰る青島さんと我々はここでお別れ。

レニアン:
駅での青島先生の別れの一言「ここの"いか天"おいしいのよね~」

青島さんとのしばしの涙の別れでした(嘘臭い)。

その後は、北村君のたっての希望により、伊勢志摩ライナーにて大阪まで帰ってきましたとさ。ちなみにはまだは、ごとうさんとクロスワードパズルに燃えていたので、車中での出来事はまったく覚えていません。ま、ともかく、2週間後の本番が楽しみですね。

追伸。はまだが唯一心残りだったのは、

本場の伊勢うどんが食べたかったこと(笑)。

おわり。